「Excel VBAでできる RPGゲーム作成入門」の紹介（前編）

	2011年11月某日、ExcelVBAでできる RPGゲーム作成入門（Amazonへジャンプします）という本が発売になりました。当サイトの管理人“結城圭介”が満を持して世に送り出した本です。 Excelでのゲーム制作をテーマとした本はこれまでにもいくつか発売されていますが、本書はタイトルの通り、ExcelとVBAを駆使してロールプレイングゲームを作ってしまおうというのがテーマです。お値段は、税込み 3,129円とちょっと高めですが、ゲームの作り方ドキュメントだけでなく、本格ロールプレイングゲームが1本、ドット絵作成ツール、さらに自由に使えるイラスト集までついてこの価格！デフレは、こんなところにまで忍び寄りました（笑） というわけで、前編では同梱したサンプルロールプレイングゲーム「真・魔討伝」について紹介したいと思います。 書籍購入前の評価やソフトウェアの起動確認を試せるよう、真・魔討伝の評価版を用意しました。下のリンクからダウンロードしてご利用ください。 真・魔討伝（評価版）

	サンプルロールプレイングゲーム「真・魔討伝」
	本書には、「真・魔討伝」というサンプルRPGが同梱されています。しかし、このゲーム・・・便宜的にサンプルと表現しているだけで、実は一本の作品でございます。 ※右図はタイトル画面 しかも、時代劇ファンの皆様お待たせしました（笑）。ロールプレイングゲームといえば洋風な作品が多い中、このゲームはあえて和風をモチーフにした“SF時代劇ロールプレイングゲーム”です。 もちろん、ロールプレイングゲームには欠かせないクエストもちゃんとあります。メインクエスト「真・魔討伝」が全13話＋チュートリアル 1つ、サブクエスト「正義ノ味方」が全3話、その他にも細かいイベントをいくつか用意しました。 ※右の図は、城下町での一コマ。主人公が、街の住人と会話をしています。水色のキャラクターが主人公「小太郎」、その周りにいるのが住人です。

	「真・魔討伝」の特徴(1)　冒険する
	Excelらしさを最大限に引き出したいということで、街やダンジョン、メインマップ、キャラクターはドット絵で表現しました。3Dグラフィックスがあたりまえの現在では、クラシカルでちょっと懐かしい感じもしますね。 ※右図はメインマップを散策中の一コマです。メインマップでは、画面がスクロールします。ただ、Excelの能力的な制約があり、場合によってはちょっと荒いと感じるかもしれません。 冒険のヒントは、住人との会話から入手しましょう。重要な会話を行うとガイダンスが表示され、クエストが正しく進行しているのかどうかの確認はもちろん、次に何をすべきかも一目瞭然です。 ※右図は、ダンジョンの一コマです。街やダンジョンは、全体を複数のエリアに区切り、主人公が画面上を歩き回りながら各エリアを渡り歩きます。ちょうど、ゼ○ダの伝説のような形ですね。Excelの能力不足を補いつつ、Excelらしさを最大限に引き出すための工夫です。

	「真・魔討伝」の特徴(2)　バトル！
	敵との熱いバトルも楽しんでください。コマンド選択型のシンプルなバトルですが、イラストをふんだんに使った画面はExcelであることを忘れてしまうほど豪華です。とはいえ、Excelの機能を最大限に利用したExcelらしさは忘れていませんｗ しかも、敵のイラストは本作品のために描き下ろされたオリジナル！サウンドにもこだわった当作品では、バトルシーンで流れるBGMがヘビーメタル！やってやるぜ！そんな雰囲気になることは間違いなし！ それと、本作品では心強い相棒と一緒に冒険できます （∪＾ω＾）わんわんお。当然ですが、相棒の行動を指示することもできます。中でも、お手コマンドは必見ｗ ちなみに、この相棒の名前は「サシャ」といいます。冒険の途中、どこかで巡り会えますよ。

	支援機能も充実
	ロールプレイングゲームは、結末までの道のりを時間をかけて遊ぶのが基本です。一度中断してから、しばらく間を置いて再び遊ぶということもあるでしょう。それが原因で、「前にどこまで遊んだっけ？」「次に何をするんだっけ？」と、状況を思い出すまでに苦労することはありませんか？ しかし、心配はいりません。本作品は冒険をサポートする機能も充実しており、これまでの歩みや次に何をするべきかをいつでも確認できる親切設計！さらに、セーブはマップ上なら場所を問わずどこでも可能、次に遊ぶときはセーブした状態から引き続き遊べます。 他にも、ジョイスティックで遊べたり、サウンドのON/OFFを切り替えられたり、スクロールやキャラクター動作のなめらかさを設定できたりと、オプション設定も充実しています。古いパソコンでも新しいパソコンでも、適切な状態でしっかり遊べますよ。

	主な登場人物の紹介と冒険のヒント
	小太郎 主人公。本来は、かなりのヤンチャ者。ある事件をきっかけに記憶を無くし、ヤンチャ者から小心者へ。 サシャ 主人公の相棒。人間の言葉をしゃべる謎の犬・・・のような何か。カステラが大好物。冒険の途中で主人公と出会い、成り行きで行動を共に。一緒に謎の解明へ。 松川 忠三 阿武隈城の城主。いわゆる殿様。ひょうきんで温厚な性格。町民や武士など、みんなから尊敬されている立派な政治家。 鬼塚隊長 阿武隈城武士団の一番偉い人。真面目で冗談が通じなさそうに見えるが、案外おちゃめな部分も。 東 邦行 阿武隈陰陽寮所属の陰陽師。謎が多い。小太郎のよき友人。 佐倉 ねね 小太郎に思いを寄せる女性。父親の名前は、佐倉 作造。桜が咲くぞぅ・・。 冒険のヒント！ (1) 序盤からどこへ行っても大丈夫！敵の強さや種類は、主人公のレベルによって変わる。 (2) メインマップでは、道に沿って歩くと敵に遭遇しにくい。急いでいるときや、戦闘が面倒なときは道に沿って歩くこと。 (3) 敵が出現するダンジョンや建物の中では、壁沿いなどを代表例に、敵が出現しないポイントがある。 (4) 戦闘から逃げてばかりいると、レベルアップのときにあまり成長しない。 (5) 強敵と戦うときは、相棒を野獣化させるのがセオリー。それまでの間は、攻撃を控え回復アイテムでしのぐのだ！ (6) こまめにセーブすること。戦闘中以外なら、いつでもセーブできる。

	後編へ続く・・・
	以上が、本書に添付されているサンプルゲーム「真・魔討伝」を紹介です。後編では、「Excel VBAでできる RPGゲーム作成入門」の紹介（後編）では、どんなことが書いてある本かや、その他の特典などについて紹介します。 「Excel VBAでできる RPGゲーム作成入門」の紹介（後編）