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1.グラフ操作の基礎知識
Excelでのグラフ作成方法は2種類あります。一つは、ワークシート上に貼り付ける「埋め込みグラフ」、もう一つはシートとして独立した「グラフシート」です。作成先によってグラフのオブジェクトを参照する方法が異なりますが、どちらも最後はChartオブジェクトを使います。
グラフの基礎知識
 VBAでグラフを作成・操作するには、グラフオブジェクトを使います。グラフオブジェクトは、グラフの作成先によって「埋め込みグラフ」と「グラフシート」の2種類があります。最初に、ワークシート上に貼り付けたグラフの特徴から見てみましょう。
 次の図は、ワークシート上に貼り付けたグラフ「埋め込みグラフ」の例です。このタイプのグラフはオートシェイプ、つまり図形のなかまです。そのため、オートシェイプを表すオブジェクトを使って、グラフオブジェクトを参照します。

図 1-1ワークシートに貼り付けたグラフ(埋め込みグラフ)
ワークシート上に埋め込んだグラフです。

 次に、シートとして独立しているグラフです。グラフシートといいます。このタイプのグラフは、シートそのものがグラフになっているのが特徴です。そのため、シートを参照するだけでグラフオブジェクトを参照できます。

図 1-2独立したグラフ(グラフシート)
シートそのものがグラフです。
グラフを操作するためのオブジェクト
 グラフは、Chartオブジェクトを使って操作します。このオブジェクトは、ワークシート上に貼り付けたグラフであればShapeオブジェクトから、シートとして独立したグラフであれば、ワークシートオブジェクトのChartsコレクションから取得できます。
 なお、通常のオートシェイプは、グラフのオブジェクトを持っていません。グラフとして作成したオートシェイプのみ、Chartオブジェクトを取得できます。また、グラフのタイトル、系列の見出し、グラフのバーなどグラフ内の各部位は、Chartオブジェクト配下の専用のオブジェクトで操作します。

図 1-3グラフのオブジェクト
Worksheets( n ).Shapes( a ).Chart.プロパティ/メソッド
埋め込みグラフを参照します①。

Worksheets( n ).ChartObjects( g ).Chart.プロパティ/メソッド
埋め込みグラフを参照します②。

Charts( n ).プロパティ/メソッド
グラフシートを参照します。
Chartオブジェクトは、グラフの作成先によって参照する方法が異なります。埋め込みグラフの参照方法は、オートシェイプとして参照する方法(①)と、グラフとして参照する方法(②)の二種類があります。

引数
 n…ワークシート名/シート番号
 a…オートシェイプ名/オートシェイプ番号
 g…グラフ名/グラフ番号
 h…グラフシート名/グラフシート番号

【記述例】
グラフの種類を「円グラフ」に変更します。
Worksheets("Sheet1").Shapes("SampleChart").Chart.Type = xlPie


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