6.1 オプションOFFで描画速度をアップ
ワークシートでコピペを駆使しキャラクタを描画するときのネックは描画速度の遅さですが、[ツール]→[オプション]内のいくつかの項目をOFFにすることで、描画速度をわずかにアップすることができます。

かなり地道な方法、かつ劇的な描画速度(処理速度)のアップが期待できるわけではありませんが、描画速度の遅さを改善する手段(特にスペックの低いPC)の一つとして押さえておくと良いでしょう。ただし、計算式が埋め込んであるソフトウェアで自動計算をOFFにすると正しく動作しないなど、適用する際には慎重に検討することも必要です。

また、OFFにしたオプションの種類によっては、仕事で使う時に非常に使いにくい状態になってしまう物もあります。ゲーム用に一時的にOFFにしたオプションは、終了時に元に戻しておきましょう。
計測例1/Duron950MHz+Excel2002
下の表は、[ツール]→[オプション]の設定により、1秒間に描画(コピペ)できる回数がどれぐらい違うかを計測した結果です。描画した画は右図の縦横16ピクセルの画で、セルには背景色以外の設定はしていません。また、ワークシートの表示倍率は50%、20%、10%、それぞれで計測しています。

基本的には、枠線をOFF、自動計算をOFFにすると結果が少しだけUP。また、Excel2003ではエラーチェックをOFFにすることでも、少しだけUPします。

ただし、枠線は表示倍率を下げると自動的に表示されなくなりますが、この場合はオプションのON/OFFによる変化が無いようです。

なお、少しだけUPした実行速度は、キャラクタの描画以外にも、より複雑なコードを書く為に使うこともできます。


◆ワークシートの表示倍率が50%のときの計測例
表示倍率が50%のときは、枠線が表示されます。そのため、枠線ON/OFFで大きな差が出ます。また、再計算をOFF以降では弱冠ですが描画速度向上を得ることが出来ます。
ノーマル 枠線OFF 0値OFF オブジェ
クト非表示
コメント
なし
再計算
全てOFF
編集
全てOFF
復旧OFF エラー
チェック
全てOFF
1 184 194 194 194 194 198 200 198 201
2 184 196 194 196 195 196 198 200 200
3 183 195 195 194 194 198 199 198 200
4 183 195 195 195 194 198 198 199 200
5 184 195 195 195 194 197 199 200 201
6 184 194 196 195 194 198 200 200 200
7 183 194 194 195 194 198 199 199 201
8 184 195 194 195 194 198 198 198 201
9 184 194 195 196 194 196 200 199 201
10 184 195 194 195 193 199 198 198 200
最大 184 196 196 196 195 199 200 200 201
最小 183 194 194 194 193 196 198 198 200
平均 183 194 194 195 194 197 198 198 200
UP率 100% 106% 106% 106% 106% 107% 108% 108% 109%


◆ワークシートの表示倍率が10%〜25%のときの計測例
表示倍率が10%〜25%のときは枠線が表示されないため枠線のON/OFFによる違いは現れませんが、再計算をOFF以降では弱冠ですが描画速度向上を得ることが出来ます。

ただし、ワークシートを用いて構築するゲームの場合は、枠線のOFFは基本としてください。
ノーマル 枠線OFF 0値OFF オブジェ
クト非表示
コメント
なし
再計算
全てOFF
編集
全てOFF
復旧OFF エラー
チェック
全てOFF
1 215 215 215 213 214 219 220 219 223
2 213 214 214 213 213 218 219 220 223
3 215 215 214 213 214 221 221 219 222
4 214 215 213 213 214 217 220 219 223
5 214 215 215 213 214 217 219 221 223
6 214 214 215 214 213 218 220 220 223
7 213 215 215 215 213 216 220 220 222
8 214 213 215 213 213 220 220 220 222
9 212 215 215 215 213 217 219 221 223
10 214 214 215 213 214 216 220 220 221
最大 215 215 215 215 214 221 221 221 223
最小 212 213 213 213 213 216 219 219 221
平均 213 214 214 213 213 217 219 219 222
UP率 100% 100% 100% 100% 100% 101% 102% 102% 104%
計測例2/PentiumV950MHz+Excel2000
計測例1と全く同じことを、スペックが異なるPC、かつExcel2000で計測した結果です。この例のポイントは、Excelのバージョンの違いではなく、同じ950MHzのCPUを持つPCでもCPUの種類が異なるだけで劇的な差があるという部分です。

シューティングやアクション、パズルなどのジャンルにもよりますが、もともとゲームを作ることに適していないExcelでゲームソフトを作成する場合は、非常に多くのCPUパワーを使います。そのため、自分のPCではサクサク動いても、他のPCでは期待通りに動作しないという残念な結果も生まれます。

せっかく苦労して作り上げた作品を出来るだけ多くの方々に遊んでもらうために、スペックが低いPCでも動作するようなチューニングや設計を心がけることも忘れずに!


◆ワークシートの表示倍率が50%のときの計測例
Excel2000では、設定できるオプションが異なります。
ノーマル 枠線OFF 0値OFF オブジェ
クト非表示
コメント
なし
再計算
全てOFF
編集
全てOFF
1 430 473 472 473 473 488 493
2 429 471 473 466 471 487 490
3 434 472 473 471 473 489 492
4 432 470 474 474 474 488 491
5 431 472 472 473 474 489 492
6 435 470 472 469 475 489 493
7 432 473 475 471 474 488 488
8 430 473 473 468 474 489 491
9 434 472 472 471 471 487 493
10 432 473 473 473 475 490 490
最大 435 473 475 474 475 490 493
最小 429 470 472 466 471 487 488
平均 431 471 472 470 473 488 491
UP率 100% 109% 109% 109% 109% 113% 113%


◆ワークシートの表示倍率が10%〜25%のときの計測例
Excel2000では、設定できるオプションが異なります。
ノーマル 枠線OFF 0値OFF オブジェ
クト非表示
コメント
なし
再計算
全てOFF
編集
全てOFF
1 484 489 491 486 485 504 503
2 490 488 486 489 487 502 508
3 487 484 488 489 485 503 512
4 486 489 488 484 485 500 509
5 484 484 484 486 490 501 509
6 486 485 489 484 485 504 504
7 489 485 484 490 486 506 503
8 487 487 485 489 485 503 510
9 486 487 491 490 485 500 504
10 485 490 486 488 487 503 504
最大 490 490 491 490 490 506 512
最小 484 484 484 484 485 500 503
平均 486 486 487 487 486 502 506
UP率 100% 100% 100% 100% 100% 103% 104%
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