7.クエリとは
クエリとは、データベースに対する処理の内容を定義したものです。処理の内容とは、テーブルから必要なレコードだけを抽出する、レコードの追加/更新/削除を行う、テーブルの構成を変更するなどのことです。
クエリのやくわり
 データベースやデータベースに蓄積したデータを操作するのが、クエリの主なやくわりです。クエリの代表例には、複数のテーブルを組み合わせて新たなレイアウトのデータを作成したり、目的のレコードを抽出したりを行う「選択クエリ」があります。
 その他にも、データを追加・更新・削除を行うことや、テーブルの構成を変更するなど、クエリを使うとデータベースに関するさまざまな操作が行えます。

図 7-1クエリの作成例(選択クエリ)
クエリ デザインビューの例とクエリ データシートビューの例
クエリの基礎知識
◆選択クエリとテーブルの結合
 指定した条件にしたがって、テーブルから任意のレコードを取り出すのが主な役割です。ほかにも、複数のテーブルを関連するフィールドで結合し、新しいレイアウトの表(ビュー)を作成することもできます。Accessでは、「フォームに一覧表を表示する」「レポートの入力データに使う」など、もっとも多く使われるクエリです。

図 7-2テーブル結合の種類1「内部結合」
2つのテーブルを、「伝票コード」で内部結合した例。
・2つのテーブルに共通するレコードだけを使って情報を補う結合です。
・結合したフィールドの値が一致するレコードだけが選択されます。

図 7-3テーブル結合の種類2「外部結合」
2つのテーブルのうち、テーブルAを基準として「伝票コード」で外部結合した例。
・別なテーブルから、取得できる分だけを使って情報を補う結合です。
・基準としたテーブルのレコードは全て選択されます。
・結合できなかったレコードは、結合先テーブルのフィールドが空欄になります。

図 7-4フィールドを結合する方法
a.フィールド「血液型コード」を結ぶ線は、このフィールドを使って2つのテーブルが結合されている(関連付けされている)ことを意味します。


b.結合の設定を手動で行うときは、結合元のフィールドを、結合先のフィールド名へマウスでドラッグ&ドロップします。


図 7-5結合の種類を設定する方法
@結合線の上にマウスを移動し、右クリックします。マウスの位置を正確に合わせてください。

Aポップアップメニューが表示されたら、「結合プロパティ」をクリックします。


B結合の種類を選択します。

C[OK]ボタンをクリックして、設定を保存します。


a.内部結合のときの結合線

b.外部結合のときの結合線


◆追加/更新/削除クエリ
 どれもテーブルのデータを操作するのが役割のクエリです。これらのクエリを総称して、「アクションクエリ」とよびます。アクションクエリの役割は、新しいレコードの追加、既存レコードの書き換え(更新)、既存レコードの削除といった、デーブル内のデータの操作です。更新/削除クエリでは、指定した条件のレコードをまとめて更新/削除することも可能です。

図 7-6アクションクエリの作成例(追加クエリ)
フィールドに書き込む内容と追加先テーブルのフィールド

◆データ定義クエリ
 データ定義クエリは、アクションクエリの一種です。データ定義クエリのやくわりは、テーブのフィールド定義を追加・変更する、テーブルそのものを追加/複製/削除するといった、データベース全体のメンテナンスです。
 データ定義クエリは、SQLというデータベース操作用の言語で記述します。SQLビューでのみ作成・編集可能で、デザインビューは使えません。

図 7-7データ定義クエリの作成例(ALTER TABLE)
テーブル「顧客情報」に「参考」というテキスト型のフィールドを追加します。フィールドサイズは255文字です。

Copyright(C) 1999-2014 結城圭介(Ver.3.51) All rights reserved