12.レポート「住所録一覧表」の作成
アドレス帳ツールで唯一のレポート「住所録一覧表」は、登録してあるプロフィールの一覧を印刷するときに使います。本当は、印刷対象を条件指定で絞り込みなどが出来ると便利なのですが、なにしろ「シンプル」を基本としているので、登録してある全てのプロフィールを印刷することにしました(笑)

この章では、レポート「住所録一覧表」を作成しながらレポートの作成手順と、Accessでのレポートの基礎知識を覚えましょう!
レポートの新規作成とデザインビュー
まずはレポートを新規作成してください。もし、レポートの新規作成方法が分からない…という場合でも安心!ここにレポートを新規作成する手順(別ウィンドウで開きます)があります。

ちなみに、新規作成した直後のレポートはデザインビューで表示されています。デザインビューについての説明はココ(別ウィンドウで開きます)をご覧下さい。
クエリーを作成しレポート「住所録一覧表」と連結する
テーブルやクエリー、SQLと連結したレポートのことを「連結レポート」と呼びます。連結レポートにすると、テーブルやクエリーの内容をテキストボックスなどで簡単に表示することができるようになります。

レポートとテーブルやクエリー、SQLを連結するときは、レポートのプロパティ「レコードソース」へテーブルやクエリー、SQLを設定します。レポート「住所録一覧表」は「アドレス帳テーブル」の一覧を表示するレポートなので、レコードソースへ「アドレス帳テーブル」を指定したいところですが、実はアドレス帳テーブルだけでは足りない情報があるのです。

というのも、アドレス帳テーブルでは関係や性別や都道府県の情報を「コード値」で持ち、名称は別なテーブル(性別関係テーブル都道府県テーブル)へ持っています。印刷するときはコード値ではなく名称で印刷したいですよね。しかし、名称はアドレス帳テーブルとは別なテーブルに入っています…。

こんなときは、クエリーを使ってテーブルを結合し、レコードソースには作成したクエリーを指定しましょう。クエリーを使うと複数のテーブルを結合し1つの結果(データ)として扱うことができるので、名称だけを別なテーブルから取得するのも簡単です。というわけで、こちらを参考にしてレポート「住所録一覧表」とクエリーを連結(別ウィンドウで開きます)してください。
レポートの幅と各セクションの高さ
幅はレポートのプロパティ「幅」、高さはセクションのプロパティ「高さ」で調整します。マウスを使って調節することも可能なので、やりやすい方で設定してください。

マウスで調節するときは、境界あたり(マウスポインタの形が変わるところ)でマウスの左ボタンを押しながらマウスを動かすだけです。


レポート「住所録一覧表」では、レポートの幅を「22cm」くらい…


ページヘッダーと詳細セクションの高さを「2cm」ぐらい…




ページフッターの高さを「1cm」ぐらいにしてください。ちなみに、マウスで調節したときは「21.996cm」などの半端な値になったりしますが、これでもOKです。
コントロールを配置する
テキストボックスやラベル、ボタンなどのコントロールを配置するには、ツールボックスから目的のコントロールを選択(クリック)し、レポートへ貼り付け(任意の場所でクリック)します。ここで配置するのは、テキストボックスラベルです。なお、配置するときはウィザードをOFFにしておいてください。

なお、配置例と配置するコントロールの一覧はこちら(別ウィンドウで開きます)をどうぞ。


@…ウィザードのON/OFF切り替え。図はOFFの状態。
A…ラベル
B…テキストボックス
ページ数を印刷するための設定
ページ番号を印刷するときは、テキストボックス配置し、プロパティ「コントロールソース」へページ番号を印刷する関数を仕込みます。

 ■現在のページ数を印刷する場合
  =[Page]

 ■総ページ数を印刷する場合
  =[Pages]

また、これらを組み合わせると「ページ番号/総ページ数(例えば、1/10)」のような形式で印刷することもできます。&記号は「接続する」の意味、" "で囲んだ中には固定で印刷する文字列を記述できます。

 ■ページ数 / 総ページ数で印刷する場合
  =[Pages] & “/” & [Pages]

レポート「住所録一覧表」では、「ページ数 / 総ページ数」の形式で印刷してみましょう。ページフッターに配置したテキストボックス「ページ」のプロパティ「コントロールソース」へ関数を設定し、「ページ数 / 総ページ数」の形式で印刷されるようにしてください。ちなみに、式ビルダを使うと簡単に仕込むことが(別ウィンドウで開きます)できますよ!

用紙サイズやプリンタの設定する
用紙サイズや余白、印刷するプリンタの設定をするときは、[ファイル]−[ページ設定]を選択し、ダイアログ「ページ設定」を開いて行います。ちなみに、ページ設定はレポート単位に可能です。

ダイアログ「ページ設定」を開いたら、用紙や余白などを設定(設定例は別ウィンドウで開きます)してください。
印刷プレビューに切り替えてみよう
デザインビューから印刷プレビューへ切り替えるときは、ツールバーのをクリックします。


逆に印刷プレビューからデザインビューへ切り替えるときは、ツールバーのをクリックし切り替えることができます。


コントロールの配置とページ設定が終わったところで、印刷プレビューに切り替えて出来映えを確認してみてください。作成例と印刷プレビューの簡単な説明はココ(別ウィンドウで開きます)をどうぞ。
そして保存…
レポートの作成が終わったら必ず保存してください。保存の方法は、ご存じの通りをクリックし、ダイアログでレポート名を入力。最後に[OK]をクリックします。レポート名は「住所録一覧表」と入力してください。

保存を行ったら、いったんレポートを閉じてしまいましょう。

次行ってみよう…
次の章からは、いよいよAccess VBAプログラミングに入ります。まずは、「13.1 VBAでテーブル操作を行う基本」へ進み、Access VBAを使ってデータベースを扱うための基礎知識をマスターしよう。
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